資金計画を立てるうえで無視できない家計のこと
住宅ローンを組んで家造りをする場合、ローン完済を前提に資金計画を組み立てていく必要があります。ローンには利息が発生し、返済期間によっては住宅価格の5割くらいになることもあります。ローンを利用する場合は、返済期間と総支払い額を考慮したうえで資金計画を立てましょう。家計は安定している状態が好ましく、不安定な状態だとローンを組むことが難しくなります。お金は借りるよりも返すほうが難しいのが現実です。ローンを組みやすいのは会社員や公務員で、逆に組みにくいのは非正規雇用者や自営業者などです。ただ収入が安定していなくても、借入れ総額を圧縮したり、頭金を多く入れたりすれば組めるケースは少なくありません。
ローコストでも満足度を高めることは可能
注文住宅は建築費用が高いから建てるのは無理と諦めている人は少なくありませんが、工夫をすれば建売住宅レベルに抑えられます。確かにフルオーダーメイド住宅だとかなりの高額になりますが、セミオーダーメイド住宅は建売住宅と同等か少し高いくらいに抑えられます。施工内容から予算に至るまで、自由に決められるのがセミオーダーメイド住宅だからです。リフォームの場合ですと作業途中で不具合が見つかるような状況がよくあり、そうなれば追加で費用が発生します。これに対して新築は予算内に抑えることが容易です。家造りで予算をオーバーする大きな要因は、何らかの設備追加を希望するためです。工事の途中で設備のグレードを上げたいと希望する人は少なくありません。こうした追加工事を避ければ、予算内で建設できる可能性が高くなります。
2000万の家というと首都圏の都市部ではまず新築は無理、中古も望み薄で、あっても相当年期の入ったものになるでしょう。少し郊外に出たり、地方であれば築浅の中古も見込めます。